英語な俳句

つまらない連中の話だとつい熱中してしまうのが、自分の悪いくせである。独裁者的な人間もそれに賛同する連中もこの社会からいなくなるわけではない。せいぜいそんな連中の見分け方を身につけて、奴らに近寄らないこと。これしか方法はない。

つまらない話はここまで。別段面白い話でもないが、作業をしながら俳句を英語で表現したらどのようになるのか、そんなことが頭に浮かんだ。ネットで調べてみた。

The spring rain.

Talking and passing

有名な蕪村の俳句である。しかしこの英語の文章から元の俳句を思い起こすことはかなり難しいだろう。元の句とはこのようなもの。

春雨やものがたりゆく蓑と傘

前半部は訳されているのだが、最後の2つの言葉は省略されている。外国にはないものかもしれないが(傘は別として)。この2つの言葉がないと、この句は意味を成さない。日本語での解釈も難しい句なので、致し方ないのか。

春雨の中、二人が語らいながら通り過ぎていく。こんな情景である。問題となるのはこの二人とはどのような人間なのか。それを暗示しているのが蓑と傘なのである。

江戸時代の風物について詳しくはないが、二人に違いがあることは確かだろう。どんな違いなのか。身分の違い、あるいは男女の違い。この違いがあることで、何か謎めいた場面が表現されている。

だからどうなのか。特別な結論はない。こんなことが頭に浮かんだ。それだけの話である。