暦なるものがある。馴染みなところでは季節の区分などで使われる。2月〜4月が春。5月〜7月が夏。8月〜10月が秋で11月〜1月までが冬である。
この季節区分について以前は随分と違和感があったものだ。例えば8月など。暑さの盛りなのになぜ秋なのかと。しかしこの違和感も最近では少なくなった。一番の影響は通常の仕事から引退したことだろう。振り返ってみてそれまでの生活というものは、家と職場との往復だけでその他のものに目が行かなかった。
時間に随分な余裕ができて、自分が住んでいるところの環境もよく知るようになると、暦の季節感もそれほど不思議ではなくなった。よくわからないが温暖化も影響しているのではないかとも思うのだが。
以前は5月が筍のシーズンであったが、最近は4月の中旬あたりが筍のシーズンとなった。練馬での話なのだが。近所の野菜直売所で筍が売り出されるのを楽しみにしていたのだが、急に腰を悪くして歩くことができなくなった。直売所に行ってみたがすでにシーズンは終了。来年はどうなるかわからないが、できるならば来年こそは買いたいものである。
今回の絵のテーマは、その野菜直場所を運営している農家の庭先の植物。白い躑躅はまだ蕾。